2000年代、細木数子が出演する冠番組は軒並み20%を超える高視聴率を叩き出しました。SNSやネット掲示板が普及し始めた当時から現在に至るまで、彼女の言動に対する評価は真っ二つに分かれています。
肯定派の多くは、「誰も言ってくれない厳しい現実をズバッと指摘してくれた」「迷っていた背中を強引に押してもらえた」という、ある種の精神的支柱としての価値を評価しています。貧困や裏社会をくぐり抜けてきた彼女だからこそ放てる言葉の重みは、迷える現代人にとって強力な処方箋となっていた側面は否定できません。
一方で、「大殺界」という恐怖心を煽るワードを用いた高額な墓石の販売勧誘や、番組内での過剰な人格攻撃に対しては、当時から厳しい批判が寄せられていました。彼女の鑑定スタイルは、救済と威嚇が表裏一体となった劇薬だったと言えます。