2017年春、テレビ東京系列で産声を上げた『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』。本作の総監督に映画界の異端児・三池崇史が就任したという一報は、当時の映像業界に激震を走らせた。バイオレンスや前衛劇画の実写化で世界的な評価を集めていた巨匠が、女児向け特撮テレビドラマを手掛ける。誰もが予想し得なかったこの座組は、CGとVFXのスペシャリスト集団であるOLMとのタッグによって、かつてない化学反応を生み出すこととなった。
画面から迸るエネルギーは規格外だった。CGを駆使したド派手な変身バンク、スピード感あふれるバトル、そして何より妥協を許さない本格的なダンスパフォーマンス。単なる「ごっこ遊びの延長」を完全に排除し、本物のクオリティを子どもたちに届けるという制作陣の気迫が、画面の隅々から伝わってきたのだ。