近年、富士山では過密登山の解消と安全確保を目的とした規制改革が急速に進んでいます。静岡県側(御殿場口・富士宮口・須走口)においても、入山者に対する事前登録システムや夜間通行規制・入山管理ルールが厳格に運用されています。
山小屋の宿泊予約を持たない登山者による夜間の弾丸登山(仮眠を取らずに一気に山頂を目指す危険な行程)を抑止するため、規定時刻以降の登山口ゲート通過制限が実施されています。さらに、富士山の環境保全と安全対策を目的とした富士山保全協力金(入山料・基本1,000円)の支払いと事前手続きが強く推奨されています。
御殿場ルート上の山小屋(日の出館、わらじ館、砂走館、赤岩八合館など)は、いずれも完全予約制を採用しています。収容人数が他ルートに比べて限られているため、夏山シーズンの週末や御来光狙いの日程は、予約開始直後に満室となる傾向が続いています。飛び込みでの宿泊受け入れは原則として行われないため、御殿場ルートから山頂を目指す際は、山小屋の予約確定を最優先に山行スケジュールを組み立ててください。