冬の浜松の代名詞といえば、西北西の山々から吹き下ろす乾燥した強風「遠州の空っ風」だ。天日干しの干し芋づくりやマリンスポーツには欠かせない恵みの風だが、近年の気象データはその吹き方に明らかな変化の兆しを捉えている。
偏西風の蛇行パターンが乱れた影響で、従来の規則的な強風が減少する一方、予期せぬタイミングで突風が吹くなど極端な二極化が進行。2026年の冬シーズンは、数日間にわたり強い風が止まない「連続強風」の日数が最長を更新したかと思えば、翌週にはピタリと風が止み湿度が一気に跳ね上がるなど、地元農家や物流ネットワークを翻弄している。