冷徹な第4皇子ワン・ソを演じたイ・ジュンギの圧倒的な演技力は、今見返しても鳥肌が立つ。仮面に隠された孤独と狂気、そしてヒロインのヘ・ス(IU)に向ける狂おしいほどの愛。その眼差し一つで視聴者をねじ伏せた。IUもまた、現代からタイムスリップした少女が宮廷の荒波に揉まれ、大人の女性へと成長していく過程を繊細に表現しきった。
二人が見せた切なすぎるケミストリーは、ハッピーエンドだけが名作の条件ではないことを証明している。特に雨の中、ワン・ソがヘ・スをマントで包み込むシーンは、韓国ドラマ史に残る名場面として語り継がれている。