小室哲哉とKEIKOの結婚生活は、栄光と試練の連続だった。エイベックス・グループの象徴として音楽界の頂点に君臨した二人を、2011年に突然の悲劇が襲う。KEIKOがくも膜下出血で倒れ、長期にわたる療養生活を余儀なくされたのだ。小室は献身的に妻を支える夫としての姿を見せていたが、その裏では介護の疲弊と音楽制作の圧迫が重くのしかかっていた。
2018年、週刊誌による看護師女性との交際報道をきっかけに、小室は突如として引退を表明。記者会見で明かされた心身の限界と孤独は、日本中に大きな衝撃を与えた。その後、長期間におよぶ調停を経て2021年に離婚が成立。音楽を通じて強く結ばれていたはずの二人の絆は、現実の過酷な生活のなかで決定的にすれ違っていったのだった。