観光客の急増に伴い、かつて問題視されたのが「歩きながらの飲食」によるトラブルだった。混雑した通路での食べこぼしによる他人の衣類の汚損や、ゴミのポイ捨てが深刻な社会問題となったのだ。これに対し、錦市場商店街振興組合は大きな方針転換を打ち出した。
現在では「歩き食べ(歩きながら食べる行為)」は原則禁止とされており、購入した食品は「各店舗の敷地内や専用イートインスペースで食べる」のが鉄則のマナーとなっている。多くの店舗が店頭に小さな立ち飲み・立ち食いスペースを設置しており、そこで出来立てを味わうスタイルが定着した。ルールを守る姿勢こそが、地元住民と観光客が互いに快適な時間を過ごすための絶対条件である。