かつて金沢市役所のトップとして3期11年にわたり指揮を執った実績は、今なお色褪せていない。彼が主導した「金沢市政改革プロジェクト」は、伝統と革新の調和を掲げ、文化財保護と観光立市を両立させる見事な手腕として全国の自治体関係者から注視された。
民間のスピード感を持ち込み、徹底的な情報公開を進めた当時の改革は、旧態依然とした地方自治・行政の現場に強烈な風穴を開けた。市役所内部の職員たちを鼓舞し、縦割り行政の弊害を打破していった当時の手法は、閉塞感に苦しむ現代の地域社会にとって、依然として強力な処方箋であり続けている。