科博の特別展をめぐっては、ネット掲示板やSNS上でいくつかの誤解がまことしやかに語り継がれています。現場で予期せぬトラブルに見舞われないよう、代表的な3つの誤認を正しておきます。
第1の誤解は、「国立科学博物館 リピーターズパス 友の会に入っていれば、特別展もいつでも何度でも無料で観られる」という思い込みです。リピーターズパスや友の会は常設展のフリーパスとしては破格の利便性を誇りますが、特別展に関しては「入場料の割引(一般料金から数百円引)」や「特定展の1回無料券配布」といった条件付きの運用が基本です。特別展を目的として入会を検討する場合は、当該展覧会がどの割引区分に該当するのか、事前規約の確認を怠ってはなりません。
第2の誤解は、「東京・上野展の日程が終了したら、その企画を見るチャンスは完全に消滅する」という諦めです。科博が主催する大型企画の多くは、東京での会期終了後、1〜2年をかけて地方中核都市へ巡回します。公式にアナウンスされる国立科学博物館 特別展 全国巡回スケジュールを追跡すれば、大阪、名古屋、福岡、札幌などの提携科学館・美術館で同規模の展示が再構成されるケースが珍しくありません。上野の会期中にどうしても都合がつかなかった場合や、首都圏の混雑を避けてじっくり鑑賞したい場合は、巡回展への遠征を視野に入れるのも有力な選択肢です。
第3の誤解は、「公式予約サイトで満席であれば、金券ショップやオークションで調達すれば良い」という安易な転売利用です。現在、科博の国立科学博物館 特別展 チケット予約システムではQRコードを用いた入場認証が徹底されており、不正転売されたチケットであることが判明した場合は入場を拒否される規約が明記されています。公式リセールや戻りチケット以外の非正規ルートには手を出さないのが鉄則です。