東京駅から横浜駅までの移動において、最も早く、乗り換えなしで快適に到達できる絶対的な正解はJR東海道本線最速ルート(上野東京ライン)です。日中から通勤時間帯にかけて約25分〜26分で結び、運賃はきっぷ・交通系ICカードともに片道490円(JR東日本営業キロ28.8km)となっています。
ここで多くの利用者が直面するのが「横須賀線と何が違うのか」という疑問です。両者の決定的な差異は、停車駅数と東京駅におけるホームの深度(アクセス時間)にあります。
東海道本線の停車駅は、東京を出ると新橋、品川、川崎、横浜のわずか4駅です。これに対し、横須賀線は品川の後に西大井、武蔵小杉、新川崎と停車し、横浜までの所要時間は約32分〜34分を要します。停車駅が多い分、所要時間で東海道線に約7分〜9分の差をつけられます。
さらに見落とせないのが、駅構内の移動距離です。東海道線のホームは地上(7〜10番線)に位置し、丸の内・八重洲の各改札からスムーズにアプローチできます。一方で横須賀線のホームは地下5階の総武地下ホーム(総武・横須賀地下1〜4番線)に隔離されており、地上改札や新幹線乗り場からホームへ降りるだけで大人の足でも5分〜8分程度の移動ロスが発生します。実質的なタイムロスを考慮すれば、東海道線を選ぶメリットは圧倒的です。
なお、各駅停車の役割を担う京浜東北線快速の所要時間は約40分〜43分です。「快速」という名称が付いているものの、田端〜浜松町間のみ快速運転を行い、浜松町から横浜までは全駅に停車するため、スピード重視の移動では選択肢から外すのが賢明です。