嬉野温泉の豊玉姫神社を訪れたら、必ず実践したいのが「白なまず様」への特別な参拝作法です。本殿への二礼二拍手一礼の参拝を終えた後、境内の一角にある「なまず社」へ向かいます。
なまず社には、嬉野の伝統工芸である肥前吉田焼の技法を彷彿とさせる、純白でつややかな陶磁器製の白なまず様が鎮座しています。現場に掲示されている公式の作法と取材に基づく祈願手順は以下の通りです。
- 一、白なまず様の前に立ち、深々と一礼する:まずは神の使いへの敬意を示します。
- 二、柄杓(ひしゃく)で「願い水(美肌水)」を汲む:備え付けの柄杓に清らかな水を満たします。
- 三、白なまず様の体に優しく水をかける:肌荒れや不調が気になる部分、あるいは自身が美しく保ちたいと願う部位を意識しながら、丁寧に水を注ぎます。
- 四、二礼・二拍手・一礼で美肌と健康を祈願する:心を静め、透き通るような素肌と心身の健やかさを祈念します。
現地を訪れた参拝者が思わず足を止めるのは、その白なまず様の愛らしくも神聖な表情です。水滴を浴びてしっとりと輝く白い肌躯を撫でるように祈ることで、日常のストレスで強張った表情筋や自律神経がふっと緩む感覚を覚える参拝者も少なくありません。