SNSや知恵袋などのコミュニティでは、「櫻井よしこには政治家の隠し子がいるのではないか」「大物言論人と極秘に再婚したらしい」といった根拠のない憶測が定期的に浮上します。しかし、これらは100%事実無根のデマです。
なぜこうした誤解が広がり続けるのでしょうか。背景には、彼女が私生活を一切テレビや演説で語らないことへの「情報の空白」があります。人間は情報が遮断されると、想像で隙間を埋めようとする心理的傾向があります。
実際の家族構成において、彼女の人生の重心にあったのは夫ではなく「母」でした。櫻井氏は長年にわたり、実母である登代(とよ)さんの介護に献身しました。その壮絶かつ温かな日々の記録は、手記『母の素顔』をはじめとする著書でも詳しく明かされています。
認知症を患った母と向き合いながら、言論人としての過密日程をこなす生活には、新たな配偶者を迎え入れる余地などありませんでした。母を自宅で看取った経験は、彼女の福祉・医療問題に対する鋭い評論活動の礎にもなっています。私生活における彼女の献身は、配偶者ではなく親に向けられていたというのが客観的な事実です。