「鹿児島のバスケットは、いま九州で最もハイレベルな戦術合戦が展開されている」――九州地区の大学スカウト陣が口を揃える通り、現在の鹿児島高校バスケ界はかつてない変革期を迎えています。
長年にわたり鹿児島男子の象準であり続けた川内高校の組織的なプレッシャーディフェンスに対し、近年サイズとタレント力で全国区への躍進を果たしたれいめい高校が台頭。かつての一強時代から完全な「群雄割拠の2強・多極化」へと構造がシフトしました。新人戦トーナメント表を見ても、ベスト8からシード校が足をすくわれるケースが頻発しており、トーナメントの組み合わせ次第で順位が劇的に変動するスリリングな展開が続いています。
女子戦線においても、全国大会の常連である鹿児島女子高校の分厚い選手層に対し、フィジカルと3ポイントシュートに特化した私立勢が肉薄。県大会決勝リーグの勝敗は常に数点差を争う接戦となっており、一瞬の隙も許されない緊迫感がコート上に漂っています。