インターネット上や旅行者コミュニティにおいて、一時「大韓航空がファーストクラスを廃止したのではないか」という噂が飛び交いました。この情報の真偽を検証すると、航空業界全体の構造転換に伴う「路線の見直し」が誤解されて広まったものであることが分かります。
事実に即して整理すると、大韓航空は中短距離路線(日本路線や東南アジア路線の一部)や需要の限られる一部路線において、旧来の3クラス制(ファースト・ビジネス・エコノミー)から2クラス制(プレステージ・エコノミー)への移行を実施しました。短距離フライトではビジネスクラス(プレステージクラス)のシート性能が飛躍的に向上したため、ファーストクラスを維持する実利が薄れたことが背景にあります。
しかし、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、フランクフルトといった長距離主力路線においては、ファーストクラスの運航を継続しています。アシアナ航空との統合に伴うフリート改編においても、最上級のプレミアム層を取り込むための重要な象徴として位置づけられており、全面廃止ではなく「戦略的な集中配置」が行われているのが真相です。