今回、関係者の特別な案内により、一般来園者の立ち入りが厳しく禁じられている研究用バックヤードへの潜入取材が実現した。湿度が90パーセントを超える管理棟の奥に広がるのは、門外不出の育種温室だ。市場には絶対に出回らない原種バナナや、極めて繊細な環境でしか胞子を飛ばさない絶滅危惧のシダ類が、厳格な温度管理のもとで息づいている。温泉の成分を含んだ土壌配合のレシピは門外不出。長年の試行錯誤が生んだ門外不出の植物園芸技術がそこにあった。
さらに資料室で息を呑んだのは、歴代の巨大ワニたちの骨格標本だ。かつてこの地で天寿を全うした体長5メートルを超える個体の頭骨は、鋼鉄のような質感と異様な威圧感を放つ。噛む力が数トンに達する顎の蝶番、水流を感知する微細な骨孔まで完全な状態で保全されており、海外の研究者が視察に訪れるほどの学術的価値を誇る。
現在、公式ウェブ予約や特定チケット限定で、こうした裏側の一部を学芸員とともに巡る特別ガイドツアーやオリジナル学術ブックレットといった限定特典が不定期で用意されている。知られざる生命の真実を目撃したいなら、来訪前のチケット情報確認は欠かせない。