通い詰めた常連だけが辿り着く領域がある。それが知る人ぞ知る大宮のカスタマイズ、通称「アブラマシマシ白ナポ」だ。卵とニンニク、塩コショウでシンプルに炒め上げたカルボナーラ風の「白ナポ」をベースに、炒め油を通常より多めに指定し、トッピングの厚切りベーコンと目玉焼き、さらに香味タレを二重がけにする。券売機には載っていない。スタッフへ食券を渡す際、ごく自然に囁くのがローカルな流儀だ。
フォークを突き立てると、底からニンニクの効いた油と溶き卵が絡み合い、暴力的なまでの旨味が口いっぱいに広がる。卓上に鎮座する巨大な粉チーズ容器から、雪崩のように粉チーズを振りかける。タバスコを数滴。ジャンクの極致とも言えるこの一杯は、午後の睡魔を覚悟してでも平らげる価値がある。