「たかが栗饅頭数個で地球が滅びるはずがない」と直感的に考える読者も少なくありません。しかし、数学と現代物理学の観点からバイバイン5分で倍増する仕組みを厳密に計算すると、SFホラーの領域を超えた宇宙的カタストロフィが浮き彫りになります。
増殖スピードは「5分で2倍」、すなわち1時間で12回倍増($2^{12} = 4,096$倍)します。体積約$50\,\mathrm{cm^3}$、重さ約$100\,\mathrm{g}$の一般的な栗饅頭が、時間の経過とともにどのようにスケールを変えていくのかを以下の詳細データにまとめました。
柳田理科雄氏の『空想科学読本』をはじめ、多くの天文学者やサイエンスライターが指摘しているのが栗饅頭ブラックホール説です。質量が狭い領域で急激に倍増し続けると、栗饅頭同士の万有引力によって中心部が高密度に圧縮されます。太陽の質量(約$2 \times 10^{30}\,\mathrm{kg}$)を超える15〜16時間後には自重に耐えきれず重力崩壊を起こし、最終的には光すら脱出できない超大質量ブラックホールと化す計算です。宇宙へ逃がしたドラえもんの判断は、地球の即時滅亡を防いだ反面、より広大な宇宙の時空構造を歪める怪物を解き放ったに過ぎないという戦慄の結論が導き出されます。