テクスチャーの選択は、単なる好みの問題ではない。髪が求める水分と油分の比率を調整する精密な作業だ。エマルジョン(乳液状)は水分の補給と保持に長けており、乾燥して硬くなった髪を内側からやわらかくほぐす効果に優れる。
対してオイルは、髪の表面を滑らかにコーティングし、ツヤを与えると同時に外部の湿気から髪を保護する役割を担う。つまり、髪のパサつきやゴワつきが気になるならエマルジョン、手触りの悪さやツヤ不足、表面のまとまりを求めるならオイルが正解だ。近年のサロンワークでは、夜のドライヤー前にエマルジョンで水分を入れ込み、朝のスタイリング仕上げにオイルを重ねる「ダブル使い」も標準化しつつある。