牛乳という食材は、イタリアのガストロノミー(食文化・料理学)にとっても不可欠な根幹をなす。三つ星レストラン「オステリア・フランチェスカーナ」のオーナーシェフとして世界的に知られるマッシモ・ボットゥーラは、地元の高品質な乳製品やチーズがいかにイタリア料理のアイデンティティを支えているかを繰り返し語っている。彼のようなトップシェフたちの創造的な一皿も、高品質なミルクという自然の恵みなしには成立しない。
一方で、産業としての側面を支えているのが、イタリアを代表する世界的乳業メーカーのパルマラットだ。同社をはじめとする乳業大手の技術革新と流通網によって、新鮮で風味豊かな牛乳が国内のバールや家庭へ毎日届けられている。一杯のカフェラテやカプチーノの背景には、伝統的な食文化を守る最高峰のシェフたちと、それを下支えする巨大な産業基盤が分かちがたく結びついているのだ。