名作アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』の登場以来、その人気は衰えるどころか年々熱を帯びている。日本語吹き替え版で中川翔子が見事に命を吹き込んだ、好奇心旺盛で恐れを知らない主人公ラプンツェルの姿は、現代を生きる子どもたちにとって最も身近で憧れのヒーロー像となった。定額制配信のディズニープラスを通じて日常的に物語を追体験できる環境も、ブームの持続を力強く下支えしている。
数あるディズニープリンセスのなかでも、彼女が持つ自立心と明るいエネルギーは格別だ。親が買い与えるのではなく「これがいい!」と子ども自身が強く指名買いするケースが目立つのも、このキャラクターならではの現象と言える。お弁当を開く瞬間に広がるプリンセスの世界は、初めて親元を離れて集団生活を送る子どもたちの不安を和らげ、心強いお守りとして機能しているのだ。