是枝裕和監督の『海街diary』で鮮烈な印象を残し、『ちはやふる』シリーズや骨太な人間ドラマ『流浪の月』へとキャリアを重ねてきた広瀬すず。作品ごとに全く異なる表情を見せる彼女の表現力は、ファッションへの向き合い方にも色濃く反映されている。
特筆すべきは、アンバサダーを務めるルイ・ヴィトンのような世界的メゾンと、ヴィンテージ古着や無骨なストリートファッションを大胆に掛け合わせるバランス感覚だ。ハイブランドのバッグを主役に据えつつ、足元には履き慣らしたスニーカーを合わせる。格式高いアイテムをあえて日常の空気感に引き戻す着こなしは、日本のファッション業界のスタイリストたちからも絶賛されている。