川沿いの激戦区から少し視線を上げると、青野原にはもう一つの表情がある。管理棟の奥に広がる高台や、木立に囲まれた奥まったエリアは、川沿いの喧騒から適度に距離を置くことができる知る人ぞ知る隠れ家だ。木々が自然のパーテーションとなり、隣のテントとの距離感を心地よく保ってくれる。
「川の音に邪魔されず、静かに焚き火の爆ぜる音を楽しみたいときは、あえて上段の木立を選ぶ」と語るソロキャンパーも少なくない。夏場には豊かな樹冠が強い日差しを遮る天然のシェードとなり、冬場には吹き付ける川風を和らげる防風林の役割を果たす。景観への執着を一段緩めることで、プライベート感に満ちた上質な時間が手に入る。