女優としての渡辺麻友は、着実にその才能を開花させていた。2015年のゴールデン帯初主演ドラマ『戦う!書店ガール』では、意地っ張りだがまっすぐな書店員役を熱演。アイドル時代のイメージを払拭する体当たりの演技で視聴者を魅了した。
さらに、2019年のNHK連続テレビ小説 なつぞら では、主人公の同僚であるアニメーター・下山(神地)桃子役を好演。昭和の時代を生きる芯の強い女性を丁寧に演じきり、劇中での結婚シーンや母としての描写も話題を呼んだ。実力派女優としての将来が嘱望されていた矢先の引退だっただけに、業界内でもその才能を惜しむ声は今なお根強い。