試合後の記者会見やインタビューにおける発言内容も、火に油を注ぐ格好となっている。阿部監督は、ボーンヘッドや不甲斐ないプレーをした若手選手の名前を包み隠さずメディアの前で挙げ、厳しい言葉で批判することが珍しくない。「報道陣の前で身内を晒し上げるのは指揮官としてどうなのか」という疑問の声は根強い。
かつての星野仙一氏や落合博満氏のように、報道陣を通じて選手にプレッシャーを与える手法は昭和・平成のプロ野球では珍しくなかった。だが、個人の尊厳やメンタルヘルスが重視される現代において、この「公開処刑」とも取れるコメントスタンスは多くの視聴者に不快感を与えている。守ってくれるはずの監督から突き放される若手の姿に感情移入するファンほど、指揮官への苛立ちを募らせるのだ。