日本三大ねぎとして知られる群馬の「下仁田ねぎ」、京都の「九条ねぎ」、そして兵庫県朝来市特産の「岩津ねぎ」。その歴史は古く、江戸時代後期の生野銀山で働く坑夫たちの冬の栄養源として栽培が始まったと伝えられています。
農林水産関連の地域ブランド基準においても厳格に管理されており、朝来市特有の朝夕の深い霧と氷点下の冷え込みが、ねぎ自身が凍結を防ぐために糖度を蓄えるメカニズムを促進します。市場に出回る朝来市の岩津ねぎの旬の時期は11月23日の解禁日から翌年3月上旬までと極めて限定的です。
最大の特徴は「青い葉から白い軟白部まで余すところなく食べられること」にあります。関東の根深ねぎ(白ねぎ)の太さと甘み、関西の葉ねぎ(青ねぎ)の香りと柔らかさを兼ね備えた唯一無二の品種であり、加熱することで日本三大ねぎの美味しい食べ方の中でも群を抜くジューシーさを発揮します。