もし鏡の前で自分の耳たぶに明らかな斜めシワを見つけたら、どのような行動をとるべきか。結論から言えば、慌てる必要はないが、放置せずに循環器内科や脳神経外科を受診するのが賢明な判断だ。
医療機関では、耳たぶの確認だけで診断を下すことはない。まずは血圧測定や血液検査でコレステロール値や血糖値をチェックし、続いて血管の硬さと詰まり具合を調べる「ABI検査(足首/上腕血圧比)」や「頸動脈超音波(エコー)検査」を行う。さらに必要に応じて、心臓CT検査や冠動脈造影撮影を実施し、心筋梗塞のリスクを科学的に精緻に検証していく。
「たかが耳のシワ」と軽視せず、受診の背中を押すシグナルだと捉えて精密検査を受けること。それが突然死を予防するための最も確実なステップとなる。