前歯の保険適用はどこまで白い?費用と変色の真相・セラミック比較

前歯の保険適用はどこまで白い?費用と変色の真相・セラミック比較

前歯の保険適用はどこまで白い?費用と変色の真相・セラミック比較の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

保険の前歯治療を受けた患者から最も多く寄せられる悩みが、「装着してから数年で黄色く変色してきた」「隣の天然歯と色が合わなくなってきた」という見た目の変化です。この現象には明確な科学的理由が存在します。

保険適用の被せ物に使われるレジン(プラスチック)は、顕微鏡レベルで見ると微小な網目構造を持っています。日々の食事や歯磨きを重ねる中で、唾液や飲食物の水分、コーヒー・紅茶・カレーなどの色素、タバコのヤニを徐々に内部へ吸水・沈着させていきます。表面をいくら研磨しても内部に染み込んだ色素は落とせないため、プラスチック容器が経年で黄色く染まるのと同様の変色現象が起こるのです。

これに対し、自費診療で使用されるセラミック(陶器)やジルコニアは吸水性が実質ゼロです。ガラス食器のように表面が滑らかで結晶構造が緊密なため、10年が経過しても素材自体が変色することは原理的にありません。

また、日本補綴歯科学会等の臨床調査データや現場の評判を見ると、保険適用の前歯の耐用年数は平均して5〜7年程度と報告されています。レジンはセラミックに比べて摩耗しやすく、歯ブラシの摩擦で表面に微細なキズが付き、プラーク(歯垢)が付着しやすくなることで、被せ物の縁から虫歯が再発する「二次カリエス」のリスクも高まります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。