若者離れが叫ばれて久しい郊外型モールだが、ベルのカルチャーフロアには若い熱気が満ち満ちている。越前漆器や越前和紙といった地元の伝統工芸作家と、若手イラストレーターやサブカルチャーブランドがコラボレーションした特設ショップが若者の心を捉えて放さない。
「昔ながらの伝統工芸品が、こんなにかわいくて洗練されているとは思わなかった」。友人と共に訪れていた地元高校生は、和紙を用いたスマートフォンケースを手に取りながら目を輝かせる。地域の歴史やものづくりのDNAを現代のカルチャー文脈に再翻訳する試みが、次世代のファンを確実に着実に育てている。