返信ハガキの表面・裏面に手を入れる際、定規を使った丁寧な二重線や、より格式高い「寿消し」が用いられる。「御出席」の「御」や「御芳名」の「御芳」を二重線、または赤や黒のペンで「寿」の文字を重ねて打ち消す技法だ。相手から自分に向けられた敬称を謙譲の心で消すという日本独自の美学がここにある。
使用する筆記具は、毛筆や筆ペン、あるいは万年筆や黒のゲルインクボールペンが望ましい。薄墨は弔事用であるため厳禁だ。返信ハガキには通常、新郎新婦側であらかじめ慶事用切手が貼られているが、万が一料金不足や貼り替えが必要になった際には、必ず吉祥模様が描かれた慶事用切手を選ぶ必要がある。