美智子さま「意地悪」説の真相 皇室バッシングと語られぬ実像

美智子さま「意地悪」説の真相 皇室バッシングと語られぬ実像

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「意地悪」というラベリングが最も苛烈を極めたのは、現皇后雅子が皇室に入られて以降の時期である。適応障害と診断され、長期の療養に入られた雅子さまをめぐり、一部の論調は「美智子さまの厳しすぎる指導が原因ではないか」という短絡的な仮説を組み立てた。

しかし、皇室ジャーナリズムの現場を長く取材してきた専門家たちの見方は全く異なる。皇室という極めて過酷な環境に適応することの難しさを、誰よりも痛感していたのは他ならぬ上皇后美智子その人だった。自身の経験から、雅子さまをかばい、守ろうとする配慮が随所になされていたにもかかわらず、メディアは「旧来の姑と新しい嫁」というステレオタイプな対立軸を好んで採用した。結果として、二人の間に交わされていた繊細な気遣いや対話は無視され、冷酷な宮中劇の脚本だけが一人歩きを続けた。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。