縮毛矯正にかかる時間は、施術を受ける人の髪の長さや毛量、クセの強さによって大きく変動する。一般的な目安を押さえておくだけで、一日のスケジュールは格段に組みやすくなる。
ショートヘアやリタッチ(根元の伸びた部分のみ)であれば、およそ2時間から2時間半が標準的だ。ミディアムからセミロングでは2時間半から3時間半、ロングや毛量の多いケース、あるいは強い縮毛の場合は4時間近くに及ぶことも珍しくない。
時間の差を生む決定打は、薬剤の塗布とアイロンワークの工数にある。特にクセが強い剛毛や、ブリーチ履歴のある複雑なダメージ毛では、薬剤の浸透を見極める放置時間や、髪を薄い毛束(スライス)に分けて熱を通す作業に膨大な手作業が必要となる。丁寧なアイロン操作を省けば、クセの戻りや熱ダメージという手痛い失敗を招くため、この工程は慎重を極める。