かぎ針編みにおけるワッフル編みは、かぎ針編み 凹凸模様編み 詳細まとめの中でも特に規則的な陰影が美しい技法です。平面的な編み地に深い立体感をもたらす秘密は、針を前段の鎖の頭ではなく、前段の長編みの「柱(足)」に直接くぐらせて編む「引き上げ編み」にあります。
一般的なかぎ針編み 記号図 ワッフル編みを見ると、長編みの記号(T字に斜線が1本入ったもの)の根元に、半円状のフックが付いているのが確認できます。フックが右向きに開いているものが「長編みの表引き上げ編み」、左向きに開いているものが「長編みの裏引き上げ編み」です。この記号の向きは、針を編み地の表側から差し込むか、裏側から差し込むかの違いを示しています。
編み地の表面から見て格子状の枠線部分を浮き上がらせる場合、奇数段(表面)では「長編み1目+表引き上げ編み2目」のパターンを繰り返し、偶数段(裏面)に返したときは「裏引き上げ編み1目+長編み2目」というように、編み地の表裏に合わせて編み方を変えていきます。この厳密な規則性が組み合わさることで、窪んだ四角形と盛り上がった枠線が交互に現れ、本物のワッフルのようなテクスチャーが完成します。