GoogleやSNSの検索アルゴリズムにおいて、「大学名+評判+やばい」という組み合わせは、どの教育機関であっても機械的に生成されやすい性質を持っています。大阪経済法科大学の場合、この噂が一人歩きした背景には、昭和から平成初期にかけて形成された「入試難易度が比較的易しい関西私大」という旧来の固定観念が存在します。
匿名掲示板やSNS上では、偏差値の数値のみを切り取って「ボーダーフリーのFラン大学ではないか」と揶揄する書き込みが散見される時期がありました。大学設立の経緯や立地に対する偏見が、デジタル空間の反響室(エコーチェンバー)によって増幅されてきた経緯は否定できません。
しかし、大学関係者や教育ジャーナリストの分析は異なります。近年の同大学は、大規模な教育改革とキャンパス再編を断行。後述する2011年の「八尾駅前キャンパス」開設を皮切りに、都心アクセスと学習インフラを抜本的に改善しました。ネット上に残る「やばい」という評判は、大学の実態が急激に進化したスピードに、ネット上の旧態依然としたステレオタイプが追いついていない典型例と言えます。