Q1:体重は標準体重(BMI22前後)なのに、健康診断の腹囲測定で85cmを超えて引っかかりました。太っていなくてもメタボになるのですか?
A1:十分に起こり得ます。これは「かくれ肥満(内臓脂肪型肥満)」と呼ばれる状態で、手足の筋肉量が少なく内臓の周囲にばかり脂肪が蓄積している男性に多く見られます。体重やBMIが標準域であっても、内臓脂肪から分泌される悪玉物質の影響は肥満体型の人と全く同じであるため、動脈硬化リスクは同様に高まります。体重の数値に惑わされず、ウエストサイズの減少を目指した筋力強化と食事改善が必要です。
Q2:会社の特定健康診断で「特定保健指導」の対象通知が届きました。業務が忙しいのですが、無視すると法的な罰則やペナルティはありますか?
A2:受診者本人に対する法的な罰則や過料はありません。しかし、企業側の健康保険組合は特定保健指導の実施率について国から厳しい目標を課されており、実施率が低いと後期高齢者支援金の加算ペナルティを受ける構造になっています。そのため、社内での催促が強まるだけでなく、何より放置することで将来の重篤な疾患リスクを自ら抱え込むことになります。初回面談はオンラインで30分程度で完了するケースも増えているため、自身の健康管理のプロのアドバイスを受ける絶好の機会として活用すべきです。
Q3:内臓脂肪を最短で落とすには、毎日のウォーキングとジムでの筋トレ、どちらを優先して始めるべきですか?
A3:結論から言えば、どちらか一方だけを選ぶのではなく「自宅での自重スクワット+日常の早歩き」の組み合わせが最短ルートです。内臓脂肪は筋肉への負荷によって分泌されるホルモンで分解され、有酸素運動によって効率的に消費されます。いきなり高額なジムに通う必要はありません。朝や入浴前に深めのスクワットを20回行い、通勤時や移動時に意識して大股で早歩きをするだけでも、内臓脂肪の減少効果は数週間で現れ始めます。