日本橋高島屋で食事を楽しむ際、最初に理解しておくべき最大のポイントは、日本橋高島屋レストラン本館と日本橋高島屋レストラン新館が持つ「明確なコンセプトの違い」です。この住み分けを把握していないと、求める利用シーンと店内の空気感にギャップが生じてしまいます。
本館の象徴といえば、8階に鎮座する日本橋高島屋特別食堂です。1930年代の百貨店文化の粋を集めたこの空間では、帝国ホテルの洋食、東京會舘のフランス料理、そして老舗・野田岩の鰻がひとつのテーブルで注文できるという、全国的にも極めて稀有なオペレーションを維持しています。重厚な調度品とベテランスタッフによる洗練された接客は、年配の親族を招く会食やお祝いの席において絶大な信頼を獲得しています。
一方、2018年の開業以来アップデートを重ねる新館は、朝から夜まで都市生活に寄り添う専門店が集結しています。6階から7階のレストランフロアには、国内外の実力派シェフが手掛けるビストロ、モダンエスニック、クラフトビールバーなどが並び、明るくオープンな空間設計が特徴です。また、地下1階にはイートイン併設のハイエンドなデリやベーカリーが充実しており、気軽なソロランチにも対応しています。さらに東館には「ポケモンカフェ」をはじめとする体験型店舗があり、国内外の観光客から熱烈な支持を集めています。