ドラマの主軸として一世を風靡したペ・ヨンジュンとチェ・ジウの2人は、放送から20年余りの間に、対照的とも言える鮮やかな人生のシフトを遂げました。
ペ・ヨンジュン:公式HPドメイン消失と「エンジェル投資家」としての巨万の富
「ヨン様」の愛称で日本中のマダムを虜にしたペ・ヨンジュンは、2011年のドラマ『ドリームハイ』への特別出演を最後に、15年近く表舞台から完全に姿を消しています。さらに2022年には、20年以上にわたってファンとの絆をつないできた公式ウェブサイト(byj.co.kr)のドメイン更新が停止され、購入用オークションに出品されたことで「事実上の芸能界引退」と大きく報じられました。
韓国の経済誌や芸能関係者の取材によると、現在のペ・ヨンジュンは妻で女優のパク・スジン、2人の子どもと共に米ハワイを主な生活拠点に定めています。注目すべきはその卓越したビジネス手腕です。自身が設立した芸能事務所「キーイースト」の経営権を2018年に大手SMエンターテインメントへ約500億ウォン(当時のレートで約50億円)で売却。その莫大な原資をもとに、コーヒー事業、VRコンテンツ、ESG関連企業、暗号資産プラットフォームなどの有望スタートアップに初期投資を行ってきました。
関係筋によれば、初期投資を行った複数のユニコーン企業が株式公開(IPO)を果たしたことで、現在の個人資産は数百億円規模に達していると推計されています。きらびやかなスポットライトを潔く脱ぎ捨て、グローバルな投資家・家庭人として静謐な成功を謳歌しているのが、ペ・ヨンジュンの真の現在地です。
チェ・ジウ:44歳での出産を経て手に入れた“親近感あふれるトップ女優”
一方、涙の女王として愛されたチェ・ジウは、年齢を重ねるごとに一層の輝きを放っています。2018年3月、9歳年下のIT企業代表を務める一般男性と電撃結婚。当時、所属事務所すら直前まで詳細を知らされていなかった徹底したプライベート管理は大きな称賛を集めました。
さらに2020年5月、44歳という年齢で第1子となる女児を無事出産。高齢出産を控えた自身の心境を手書きの手紙で公開し、「高齢出産のアイコンとして、同じ境遇の母親たちに勇気を与えたい」と率直に綴ったメッセージは、日韓の同世代女性から熱い共感を呼び起こしました。
2026年現在のチェ・ジウは、公式SNSで愛娘や愛犬との飾らない日常を発信する傍ら、映画『ニューノーマル』など挑戦的な作品への出演や、育児関連バラエティ番組のMCを務めるなど精力的に活動しています。かつての近寄りがたい清純派スターから、人生の喜怒哀楽を包み隠さず分かち合える「親しみやすい名女優」へと見事な脱皮を遂げました。