タイヤの寿命に関しては、走行距離による摩耗と、時間の経過によるゴムの経年劣化という2つの側面から判断します。日本自動車タイヤ協会(JATMA)や各国内タイヤメーカーの見解に基づくと、交換基準の目安は明確です。
使用開始からの経過年数としては、4年〜5年での交換が強く推奨されます。ゴムの柔軟性を保つオイル成分が徐々に抜け、路面へのグリップ力が低下するためです。また、走行距離が短く溝がたっぷり残っている状態であっても、製造から10年が経過したタイヤは即座に使用を中止すべきとされています。
酷暑やゲリラ豪雨の頻度が増した近年の走行環境下では、路面温度の上昇による熱負荷や激しい紫外線曝露により、以前よりもゴム質の劣化進行が早まる傾向が見られます。年1回以上のプロによる点検を怠らないことが、トラブルを未然に防ぐ鉄則です。