Q1:ファーラー位とセミファーラー位の使い分けの基準は何ですか?
A1:主に「呼吸苦の程度」「経管栄養の投与中かどうか」「褥瘡リスクの高さ」で判断します。誤嚥予防や呼吸促進を最優先する場合は45度のファーラー位、長時間の安静維持や仙骨部の除圧・身体のずり落ち防止を優先する場合は15〜30度のセミファーラー位を選択するのが標準的です。
Q2:背上げをすると患者が苦しそうにする場合の対処法は?
A2:首の角度が前屈しすぎて気道を塞いでいないか、また腹部が圧迫されていないかを確認してください。頭部枕の高さ調整や、背上げ角度を一度緩めて「背抜き」を行い、皮膚の突っ張りや衣類の巻き込みを解消することで改善するケースが多く見られます。
Q3:在宅用介護ベッドで正確に45度を作る方法はありますか?
A3:多くの介護用電動ベッドにはサイドレール付近に角度インジケーター(目盛り)が印字されています。目盛りがない場合は、垂直(90度)の半分を目安にするか、角度測定アプリなどを活用して一度基準を把握しておくと、家族介護者でも迷わず再現できます。