美容医療分野における色素斑治療は進化を遂げています。従来のQスイッチレーザーに代わり、現在主流となっているのが照射時間をピコ秒(1兆分の1秒)単位まで短縮したピコレーザーです。
熱ダメージを最小限に抑えつつ衝撃波でメラニンを微粒子レベルまで粉砕するため、周囲の正常組織への熱影響が少なく、照射後の炎症後色素沈着(PIH)リスクが大幅に低減されました。
ピコレーザーを用いた治療経過としては、照射直後に白っぽく変化した後、薄いかさぶたのような状態を経て約7〜10日で自然に剥離していきます。従来のレーザーに比べてテープ保護が不要なケースも多く、日常生活への復帰がスムーズな点も支持されています。
皮膚科や美容皮膚科における費用相場は、スポット照射(1箇所あたり数ミリ程度)で約5,000円〜2万円、全顔のピコトーニングやIPL(光治療)照射では1回あたり2万円〜5万円前後が標準的な水準です。そばかすのように広範囲に点在している場合は、顔全体のトーニング照射やIPLを複数回重ねるプランが選択されます。