日々の食卓に少しの工夫を取り入れるだけでも、分泌器官を活性化させることができます。基本は「よく噛むこと」と「味覚受容体を心地よく刺激すること」です。
唾液を増やす食べ物の代表格として挙げられるのが、梅干しやレモン、お酢などの酸味を含む食品です。酸味成分であるクエン酸は、味覚神経を通じて即座に分泌中枢を刺激します。また、昆布や椎茸、トマトなどに豊富に含まれる「うま味成分(グルタミン酸)」は、じんわりと長く続く唾液分泌を促すことが科学的にも実証されています。
噛む回数を自然と増やせる根菜類(ゴボウ、レンコン)や海藻類、ナッツ類を献立に組み込むことも効果的です。現代の柔らかい食事ばかりに偏ると噛む回数が減り、唾液腺への刺激が不足してしまいます。
手軽に噛む習慣を作るなら、唾液を増やすガムの活用が非常におすすめです。選ぶ際は、虫歯の原因にならないキシリトール100%配合のシュガーレスガムを選びましょう。硬めの粒ガムを左右の歯で均等に噛むことで、咀嚼筋が鍛えられ、顎下腺や耳下腺が持続的に刺激されます。