節約意識の高い人がやりがちな行動の中に、かえって電力を浪費させてしまう誤解が定着しています。
誤解1:エアコンは30分〜1時間の外出でもこまめに電源を切るべき?
これは明確な間違いです。エアコンが最も電力を消費するのは、「室温を設定温度まで一気に引き上げる最初の10〜20分間」です。室温が設定温度に達した後の安定稼働期は、消費電力が100〜200W程度まで低下します。近所のスーパーへ30分買い物に行く程度であれば、電源を切って帰宅後に再び急激な温度変更を強いるよりも、微風または自動運転のままつけっぱなしにしておく方が使用電力量を低く抑えられます。
誤解2:エアコンの風量は「微風」「弱」にしておくのが最も省エネ?
これも逆効果を招く典型例です。風量を「弱」に固定すると、室内の空気が循環せず部屋がなかなか設定温度に到達しません。その結果、エアコンの心臓部であるコンプレッサーが高い負荷で長時間回り続けることになります。最も電気代を抑える正解は「自動運転」です。立ち上がり時は最大風量で一気に設定温度まで持っていき、安定後は最小電力で室温をキープする制御を機械自身に任せるのが最も合理的です。