「貝の口や神田結びは手順が覚えにくい」「子供が途中でぐずってしまう」という場合には、シンプルで扱いやすい結び方が役立ちます。
すっきり上品に決まる「片花結び」
片花結びは、リボン結び(蝶々結び)の片側だけを輪にする結び方です。見た目がアシンメトリーで小粋に見えるうえ、帯の端を引っ張るだけで簡単にほどけるため、着替えの多い現場や女性に好まれます。
- 手順:胴に2周巻いてひと結びした後、下側の帯で輪を作り、上側の帯をその輪に巻きつけて引き出します。蝶々結びの要領で片方だけを輪にし、もう一方はタレとして下に流します。
- ポイント:輪の大きさを小さめに抑え、タレと手先の長さを揃えるとだらしなく見えません。
手早く確実に留まる「駒結び」
いわゆる「固結び(本結び)」を帯で行う方法です。手先とタレを2回交差させて結ぶだけですが、平ぐけ帯であれば十分に固定できます。余った帯端を結び目の下の胴巻きに挟み込むことで、すっきりと収まります。
子供向け「蝶々結びアレンジ」の注意点
小さな子供には、靴紐と同じ蝶々結びで手軽に着付けるケースが多く見られます。ただし、化学繊維のツルツルした帯だと歩いているうちに結び目が緩み、帯を踏んで転倒するリスクがあります。蝶々結びにする場合は、綿100%のざらつきのある帯を選び、結び目を一度きつく固結びした上で羽を作ると安全性が高まります。