自宅のクローゼットにある黒いスーツが「礼服」なのか「ビジネススーツ」なのか判断がつかない場合、次の5つのポイントを確認することで瞬時に見分けることが可能です。スーツと礼服の見分け方をマスターしておけば、いざという場面で判断を誤る心配がなくなります。
1. 生地の光沢と黒の質感
自然光(窓際)またはスマートフォンのライトを至近距離から当ててみてください。表面がテカリを帯びて白っぽく反射する場合はビジネススーツ、光を吸い込むような深いマットブラックであれば礼服です。
2. ジャケット背面のベント(切れ込み)
背中の裾中央に切れ込みがある「センターベント」や、両サイドにある「サイドベンツ」は、動きやすさを重視したビジネススーツの特徴です。切れ込みが一切ない「ノーベント」は、格式高いフォーマルウェアの証です。
3. ラペル(襟)のステッチ加工
ビジネススーツの襟端には、強度を高めたりカジュアル感を出すための「AMFステッチ(手縫い風の縫い目)」が入っていることが多々あります。礼服のラペルには装飾的なステッチは施されず、極めてシンプルに仕立てられています。
4. スラックスのアジャスターの有無
スラックスのウエスト側面に、サイズをスライド調整できる金属製またはプラスチック製のアジャスター金具が付いていれば、10年単位での着用を想定して作られた礼服です。一般的なベルトループのみの仕様であればビジネススーツです。
5. ボタンのデザインと素材
礼服のボタンは、生地と同素材で覆われた「くるみボタン」や、光沢を完全に消したマットな水牛ボタン・練りボタンが採用されます。ツヤのあるプラスチックボタンや金属ボタン、柄入りのボタンが付いている場合はビジネス仕様です。