「無添加と書いてあるから、アレルギー体質でも安心」と思い込むのは大きな誤解です。医薬品医療機器等法(薬機法)において、「無添加」という単語自体に統一された法規制や公的基準は定められていません。つまり、メーカーが自社基準で「パラベンフリー 合成着色料不使用」と設定すれば、洗浄力の強い石油系界面活性剤を主原料に使っていても堂々と「無添加シャンプー」として販売できてしまう構造が存在します。
この事実を知らずに購入すると、かえって頭皮環境を悪化させるリスクが生じます。無添加を謳う製品に潜む代表的な落とし穴とデメリットを整理しました。
1つ目の落とし穴は、「防腐剤フリーによる品質劣化リスク」です。パラベンを避けるあまり、代替防腐剤が高濃度で配合されていたり、防腐効果が弱いために浴室の高温多湿な環境で雑菌やカビが繁殖しやすくなったりするケースがあります。開封後は数ヶ月以内に使い切る徹底した衛生管理が求められます。
2つ目は、「ノンシリコンシャンプー特有の摩擦ダメージ」です。コーティング剤であるシリコンを抜いた結果、洗髪時やすすぎ時の指通りが悪化し、キューティクルが剥がれて枝毛や切れ毛を誘発することがあります。特にハイダメージ毛の人が無添加かつノンシリコンの製品を選ぶ際は、毛髪補修成分や植物オイルが十分に補われているかを見極める必要があります。