鬼滅の刃 呼吸 強さランキングやファンの議論において、風柱・不死川実弥は常に最強格の一角として名前が挙がります。岩柱・悲鳴嶼行冥に次ぐ鬼殺隊ツートップの実力者と称されることも少なくありません。では、なぜ実弥はこれほどまでに規格外の強さを誇るのでしょうか。
まず挙げられるのが、鬼を泥酔させる特異体質「稀血(まれち)」の中でも、さらに希少な最高濃度の血を持っている点です。実弥の血の匂いを嗅いだ鬼は、酒に酔ったかのように平衡感覚と運動能力を著しく失います。上弦の壱・黒死牟ですら一瞬の感覚麻痺を起こしたほどであり、強敵との戦闘において絶大なアドバンテージを生み出します。
しかし、実弥の真の恐ろしさは稀血だけに依存していない点にあります。黒死牟は実弥との交戦中、その肉体と技術に対して次のように絶賛しています。
「筋肉が極限まで練り上げられている」「長年の実戦経験に裏打ちされた無駄のない身のこなし」
実弥は鬼殺隊に入る前、日輪刀を持たない身でありながら、山ほど武器を身につけて鬼を生け捕りにし、朝日を浴びせて倒すという狂気の戦いを単身で生き抜いてきました。その過程で培われた実戦勘は、どんな不測の事態にも即座に対応できるアドリブ力を生んでいます。
戦闘中、腹部を深く裂かれて内臓がこぼれ出そうになっても「筋肉を緊張させて傷口を塞ぐ」という常軌を逸した肉体制御を行い、足の指で刀の柄を掴んで相手の腕を切り落とすなど、五体のすべてを武器に変える執念を持っています。さらに、玄弥の南蛮銃を奪って零距離射撃を行ったり、刀同士を激突させて瞬間的に刀身を「赫刀(かくとう)」に変化させたりと、勝つためならあらゆる手段を平然と使いこなす戦術眼こそが、不死川実弥の強さの理由の本質です。