「冷凍してあるのだから菌やウイルスは死滅して生食できるのではないか」と誤解するケースが見受けられますが、これは極めて危険な判断です。市販されている大半の冷凍牡蠣は「加熱用」として加工されています。
牡蠣による食中毒の主原因となるノロウイルスは、家庭用冷凍庫のマイナス18度前後の環境では死滅しません。長期間生存し続けるため、加熱用の冷凍牡蠣を生や半生で食べることは深刻な健康被害を引き起こすリスクがあります。
「生食用」と「加熱用」の違いは鮮度ではなく、水揚げされた海域のプランクトン量や浄化処理の有無です。加熱用牡蠣はプランクトンが豊富な栄養価の高い海域で育っており、旨味が強い反面、ノロウイルス等の保有リスクも考慮して「必ず中心部までしっかり加熱すること」を前提に出荷されています。中心温度85℃〜90℃で90秒以上の加熱を徹底してください。