写真におさめる漢字、実は9割が間違えている!正しいのはどっち?

写真におさめる漢字、実は9割が間違えている!正しいのはどっち?

写真におさめる漢字、実は9割が間違えている!正しいのはどっち?とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

新聞社や出版社の校正現場、あるいは大手IT企業の広報担当者に対する取材によると、「写真におさめる」を「写真に納める」と誤記してしまう事例は後を絶ちません。なぜ多くの人がこの単純な使い分けでつまずくのでしょうか。

校正実務に20年以上携わるベテラン校閲者は、誤用の背景にある心理について次のように指摘しています。

「ビジネス文書において『納品』『納期』『納入』といった言葉を使う頻度が圧倒的に高いため、キーボードの変換システムや書き手の脳内で『納』という漢字が第一想起されやすい傾向があります。また、『神仏や神社仏閣の写真をありがたく撮影する』『記念の品として大事に保管する』といった儀礼的・敬虔なニュアンスを無意識に感じ取った書き手が、奉納の『納』を連想してしまうケースも目立ちます」

SNSやQ&Aサイトの投稿を検証しても、「納骨や奉納のように丁重に扱う意味で『写真に納める』と書いていた」「アルバムに納入する感覚で間違えていた」という声が散見されます。

しかし、どれほど被写体が神聖な対象であっても、あるいは撮影した写真が厳格な記念写真であっても、撮影行為そのものを指す場合は「収める」以外の表記は存在しません。「写真に納める」と表記すると、相手によっては「納品する」「提出する」という意味で受け取られ、意図が正しく伝わらないリスクを招きます。

森 瞳
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森 瞳

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