猫が毛玉を吐かないのは危険?便排出の真相と見逃せない毛球症サイン

猫が毛玉を吐かないのは危険?便排出の真相と見逃せない毛球症サイン

猫が毛玉を吐かないのは危険?便排出の真相と見逃せない毛球症サインについて専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。

便とともに排泄されていれば問題ありませんが、放置できないのが「吐きたそうに激しくえずいているのに何も出ない」という状態です。大手ペット保険会社や動物病院の臨床データによると、春や秋の換毛期を中心に毛球症の診察件数は急増する傾向にあります。

SNSや相談掲示板でも、「咳のような乾いた吐く仕草を何度も繰り返す」「お腹を波打たせているのに胃液すら出ない」といった切迫した投稿が後を絶ちません。胃の中でフェルト状に固まった被毛が一定サイズを超えると、食道を通って吐き出すことも、幽門(胃の出口)を通って腸へ送ることもできなくなります。これが代表的な猫の毛球症の初期症状です。

さらに事態が悪化し、毛玉が十二指腸や小腸へ流れ込んで詰まると、完全な猫の腸閉塞の兆候へと発展します。腸閉塞を引き起こすと局所の血流が遮断され、腸壁の壊死や腹膜炎を引き起こし、発症から数日で命に関わるショック状態に陥るリスクがあります。

病態・ステージ主な臨床症状と行動変化危険度と緊急性獣医療現場の標準対応正常な便排出便に被毛が混入、食欲旺盛、毎日規則的な排便★☆☆☆☆(安全)定期的なブラッシングを継続し経過観察軽度の毛玉吐出月1〜2回程度、円筒状の毛玉を吐くが直後に元気回復★★☆☆☆(注意)食物繊維フードの導入やブラッシング頻度増加毛球症(胃内停滞)空嘔吐、食欲不振、コロコロした乾燥便、軽度の便秘★★★★☆(要受診)毛玉除去剤(下剤)投与、内視鏡による摘出検討完全腸閉塞激しい嘔吐(水を飲んでも吐く)、完全な排便停止、腹痛、沈鬱★★★★★(即時手術)レントゲン・エコー検査後、緊急開腹手術(手術費約15〜30万円)
中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。