美容クチコミサイトや知恵袋、SNSの検証投稿で最も多く見られるのが「38mmは巻いても家を出る頃にはストレートに戻ってしまう」という不満の声です。この噂の真相について、毛髪の構造と熱伝導の観点から検証します。
結論から申し上げますと、38mmのカールが取れやすいのは製品の不良ではなく、毛髪の物理法則による必然的な現象です。
髪の形状記憶は、熱によって水素結合とケラチンタンパク質が再結晶化することで固定されます。38mmはカール径が大きいため、髪にかかるテンション(引っ張る力)が32mmに比べて緩やかになります。さらに、カールの山と谷の落差が浅いため、髪自身の重さ(自重)や空気中の湿気による影響をダイレクトに受け、重力で引っ張られて伸びてしまうのです。
特に以下の髪質に当てはまる方は、38mmを扱う際に注意が必要です。
- 軟毛・猫っ毛:髪内部のコルテックス密度が低く、カールの弾力を支えきれない。
- 直毛・健康毛(バージンヘア):キューティクルが強固で元に戻ろうとする復元力が強い。
- 毛量が多く重いロングヘア:毛先にかかる自重が大きく、ウェーブが下に引っ張られる。
これらの髪質であっても、「巻く前に熱保護&キープ用のベースウォーターを仕込む」「巻いた毛束を手の中で5秒間冷ましてから放す」「仕上げに内側からキープスプレーを吹きかける」という3つのステップを徹底すれば、38mm特有のゆる巻きを夜まで美しくキープすることが可能です。