神奈川県公立高校入試において、津久井高校を受験校として検討する際にまず把握すべきは、学科ごとに明確に分かれている難易度の構造です。同校には全日制の「普通科」と「福祉科」、さらに夜間の「定時制普通科」が併設されており、それぞれ求められる学力水準や内申点の目安が異なります。
神奈川県教育委員会の選抜基準および大手進学模試各社の追跡調査データを総合すると、全日制普通科の合格者平均偏差値は38〜40、福祉科は40〜42で推移しています。調査書(内申点)の計算方法は、中2の学期末成績(45点満点)と中3の後期または2学期仮成績を2倍(90点満点)した計135点満点ですが、津久井高校普通科の合格ボーダーラインは58〜62付近に位置しており、オール2(内申54)から各教科で「3」が2〜3個混ざる水準から勝負圏に入ります。
一方、神奈川県下で独自のポジションを誇る福祉科は、介護福祉士国家試験の現役合格を目的とした専門カリキュラムが組まれているため、普通科よりもやや高い基準が求められます。内申点の目安としては65〜72(各教科で「3」が過半数を占める程度)、学力検査の本番得点でも5教科合計で130〜160点(500点満点)がひとつの安全圏です。
神奈川県立高校入試の第1次選考では、内申書と学力検査の比率(S値)が学校ごとに指定されますが、津久井高校普通科においては調査書比率が高めに設定される傾向があります。日頃の学校生活、提出物の提出状況、授業態度で手堅く内申点を確保してきた受験生ほど優位に立てる配分と言えます。